初めてのペアリングの淡い思い出

私は昔付き合っていた人からペアリングをもらいました。
お互いに初めて真剣に付き合う人で、今思うと可愛らしい恋愛をしていたと思います。

ちょうど時期はクリスマスで私は彼に何を買おうかととても悩んでいました。

秘密で買っておいてサプライズをしたいななどと考えていたのですが、彼からクリスマスプレゼントどうしたいと聞かれました。

何かを答える前にやっぱり指輪が欲しいよねと向こうから言われて驚いたのを覚えています。
そしててっきり私にだけ指輪をくれるのだと思いましたが、どうやら彼はペアリングを買うつもりだったらしいのです。

とても硬派な人で一緒にいるところすらあまり見られたがらない人だったので、指輪をするなんてとても意外でした。
どうやら彼はカップルの最初のプレゼントの機会はペアリングだと誰かに教えられたらしく、それを忠実に守ろうとしたらしいのです。

思わず笑ってしまいましたが、二人でペアリングを買うことにしました。
後日、その指輪を彼がしているのを見たときの嬉しさは今でも忘れません。
周りの友人にそれどうしたんだよとからかわれながらも、なんとなく嬉しそうにつけていてくれました。

その指輪はお別れをした時にお互い交換しました。
彼は私がつけていた指輪をどうしたのか知りませんが、私は1年後、そっと捨てました。
これ以上持っていてもこの指輪が彼の元に戻ることはないと思ったからです。
未練を断ち切るのに1年かかりましたが、今となってはとても微笑ましい思い出です。

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