事故を起こした瞬間

彼と私の家は、住んでいる市が違っていて、車で1時間かかる距離だ。

決して近いというわけではない。
田舎の所用時間1時間は、とてつもなく遠い。

彼の仕事は、休みが不規則だったため、お互いの休みが合うことも少なかったのですが、彼は私の仕事が休みの時には、次の日自分が仕事でも、私の家に来てくれて、早朝に私の家をでて直接現場へ行くという日々が続いていたのです。

彼は、やんちゃが過ぎて、私と出会う前に精神病で入院していたのですが、私が付き合っていた頃も、まだ完全に治っているわけではなかったのです。

彼とは、どこかへ遊びに行くということがほとんどなく、私の家で過ごしていたのです。
ある時、彼の仕事が忙しく、1ヵ月近く休みがなかった時、現場が私の家から遠くても、彼は週末になると仕事が終わったらそのまま私の家に来ていたのです。

ある日、家の近くで「ガシャーン」と何かにぶつかった音がしまして、見に行ったら、彼が運転しているトラックがアパートの近くにあったポールにぶつかっていたのです。
ポールは曲がり、トラックのテールランプが壊れていたのです。

近所の人が出てきたりして、大騒ぎになり、彼は混乱状態になっていたため、彼を家へ入れて、私が対応し家に戻ると、彼は茫然としたままだったのです。
私は何となく、彼とはこれで終わるなと感じていましたが、それは、当たっていて後日別れたのです。

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